『ドラえもん』などの作者、藤子・F・不二雄の想像力に触れる場所。『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』へ

『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』で、世界中に愛される『ドラえもん』の創造主の夢と想像力を体感しよう。
『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』――これらの名作を生み出した日本を代表する漫画家、藤子・F・不二雄の創造世界に出会える文化施設『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』。2011年の開館以来500万人以上が訪れる人気スポットとなっており、海外からも多くのファンが足を運ぶ。
ミュージアムは地上3階で構成され、約5万点の原画の中から選び抜かれた貴重な作品のまんが原画を展示している。1階「展示室Ⅰ」では、原画をはじめ、コミックスのカバーなどのために描きおろされたカラー原画も陳列。同階の「先生の部屋」には、愛用の仕事机などが置かれ、頭上に設置された巨大な本棚には膨大な資料が並ぶ。まるで藤子氏がいまも漫画を描き続けているような空間になっている。



室内には貴重な原画が多数。細部まで丁寧に描かれた線画からは、作者の技術力と作品への愛情が伝わってくる。
2階の「どうぶつたちの部屋」では、切り絵作品をもとに制作された動物たちのオブジェが来場者を迎える。部屋の奥には「どこでもドア」が置かれ、その扉をくぐると企画展示室へと続いている。現在、2階「展示室Ⅱ」では『藤子・F・不二雄が描く チチンプイ!科学と魔法のまんが展』を開催中。期間ごとに異なるテーマの展示を楽しめる。

企画展示室「展示室Ⅱ」の様子。テーマに合わせたカラーリングの空間で、期間限定の特別展示を鑑賞できる。
映像展示室「Fシアター」は、200インチスクリーンを備えたミュージアムオリジナルの短編アニメを上映。藤子作品の新たな魅力を発見できる体験となることは間違いない。
2階の「みんなのひろば」には、実際に漫画作品を読めるコーナーも。漫画を読みながら大好物のどら焼きを食べるドラえもんの等身大モニュメントと一緒に、作品を自由に読むことができる。大人気のカプセルトイなど、ここでしか手に入らないグッズも販売中。


藤子作品を自由に読みながら、ゆったりとした時間を過ごせる。
3階の「ミュージアムカフェ」では、作品やキャラクターをモチーフにしたユニークな飲食メニューが揃う。可愛らしいメニューの数々に写真を撮らずにはいられない。同じく3階にあるギフトコーナー「藤子屋」では、人気の「どら焼き」や「アンキパンラスク」など、ミュージアムならではのお土産を購入できる。

「はらっぱ」を見渡せるミュージアムカフェ。
そして、3階の「はらっぱ」は最高のフォトスポット。芝生が広がるエリアには、おなじみの土管や映画「映画ドラえもん のび太の恐竜」でおなじみのピー助のオブジェなどが点在し、ドラえもんの世界に入り込んだような写真撮影を楽しめる。青空の下で、作品に登場するキャラクターたちとの記念撮影は、訪問の素晴らしい思い出になるだろう。

緑豊かな「はらっぱ」。ドラえもんの世界観を再現したフォトスポットなどが点在し、自然に囲まれた癒しの空間を演出している。
施設の最寄り駅は、登戸駅(小田急線・JR南武線)で新宿または渋谷から電車で約25分。登戸駅からは直行のシャトルバス(有料)が運行され、約9分でアクセスできる。
入館は日時指定制で、ミュージアム現地ではチケットを販売していないため注意。必ず事前に公式サイトで購入しておこう。

豊かな自然に囲まれた『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』の外観。モダンな建築デザインが印象的な文化施設である。
『川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム』は、あらゆる世代が「夢」と「ふしぎ」と「遊びゴコロ」を再発見できる特別な場所である。日本への旅行の際は、ぜひこの想像力にあふれた世界を体験してみてはいかが?
■DATA 川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 住所:神奈川県川崎市多摩区長尾2丁目8番1号 公式サイト:https://fujiko-museum.com/ 入館料:大人・大学生 ¥1,000 、高校・中学生 ¥700、子ども(4歳以上) ¥500 ※3歳以下は無料(チケット不要) 障がい者手帳をお持ちの方 無料(要チケット) ※障がい者1名につき、介助者1名まで無料 ※上記料金はすべて税込 ※チケットは、日時指定による事前予約制 (2025年6月時点の情報です) 🄫Fujiko-Pro
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